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2009年11月10日 (火)

いびがわマラソン2009完走記

11月8日に11回目のフルマラソンのいびがわマラソンを走ってきました。

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いびがわマラソン自体は4年連続参加となります。
過去の記録は
2006年=3時間28分43秒(初フル)
2007年=3時間12分52秒(終盤痙攣で失速)
2008年=3時間12分30秒(またしても痙攣地獄)
という感じで、まともに走り切ったことがありません。初フルを走った思い出のコースですが、必ず痙攣して残り7kmは地獄を見るのが毎年のパターン。
他の大会では痙攣なんかしたことがないので相性が悪いのかもしれません。

今年こそ、この痙攣地獄から抜け出したい。勝負レースは12月の防府マラソンなので、今回の狙いは40kmペース走。前半90分~後半95分の余裕を持っての3時間05分。
そして何より痙攣などしないで気持ちよく最後の堤防道路を駆け抜けたい。

その為に準備したのがこれ!
2009_1108ibigawa0022

カーボショッツ2袋、高濃度食塩水3個、そして最終秘密兵器のクランプストップ。
速効性舌下スプレーの痙攣防止剤。こいつのお世話になりたくないけどこのコースは何が起こるか分からないので御守りで持参しました。

さらに、今シーズン初のフルを走るにあたって強く意識したのがランナーズ9月号に特集されていた「勝負脳」

簡単にいうと、人間の脳は基本的に快楽を求める臓器で、”疲れた”とか”もうだめ~”などのネガティブな否定語を使うとすぐに影響を受け、自己保存の本能によりいやなものを排除しようとするらしいんです。その為、脳は快楽を求め、格好の言い訳が見つかったという判断を下し、全力を出すことをやめてしまうそうです。

どうですか?思い当たりませんか?

僕なんか、過去のレースを振り返ってみて、すごく言い当てられていてびっくりしました。

なので、今回は、絶対否定語を使わずに、きつくなったら、あと2kmでゴールをイメージして2km頑張ろう!と言い聞かせることにしました。

さてさて、前置きが長くなりましたが、まずは今回の参加メンバーです。

ま~君、ひで坊(ハーフ)、黒笹アヒレスさん、マキちゃん、山さん、たらちゃん、北ちゃん、一人旅さん、ホークさん、ゴローさん、osamusan、ゲストで女性が2名という大人数で、3台に分乗して揖斐川町に乗り込みました。

今年からスタート時間が30分速くなり10時だし、参加人数も増えてるということで例年の6時出発より1時間早めて5時に各地出発したのでした。

早く出たお陰で、ほとんど渋滞に巻き込まれることなくスムーズに会場入り。
いつもの場所に中総RCの横幕を張り陣地をとりました。

2009_1108ibigawa0023

スタートまでは十分に時間があるので、会場の出店を散策しに行きました。そこで無料サービスのスパイラルテープ体験があり、並んでやってもらいました。毎年上位入賞してるH尾さんもやってもらっていたので挨拶するとともにあやかりたいなぁ~と思ったりしていました。

天気予報によると当日の気温は20度を超えそうということで、ランパンランシャツで走ろうと思っていましたが、朝からなかなか晴れてこずにスタート前は案外気温が低く感じました。さらにこのコースは折り返してからの山間部は日陰になるところが多く毎年冷え込むので、もらったばかりの参加賞のTシャツの上にユニフォームを重ね着しました。

これが大正解で、レース中に汗が冷えて寒さを覚えたときに、着てきてよかった~と思ったのでした。

スタート30分前になり、みんなでスタート位置に移動しました。

今年からスタートはブロックに分かれていて、僕のゼッケンは二桁の97番なので一番前のAブロックです。一人旅さん、山さん、たらちゃん、ま~君、黒笹アヒレスさんと一番前に並んでいました。

周りにはジョグノート仲間の知多のカズさんやびんたろうさんもいて皆で談笑していました。ところが、ここで問題が。スタートに並ぶ前にトイレで小問題を解消してきたのに、また行きたくなりました。

さっき行ったばかりだし気のせいだと思い直しましたが、どうもすっきりしません。スタートまであと20分ほどあったので思い切ってトイレに行ってみました。ところが案の定長い列ができていて、間に合わない恐れもあるので、諦めて、スタート位置に戻りました。

そしてすっきりしないまま、ゲストのQちゃんの号砲でレースが始まりました。

ノーアップの練習レースなので序盤の5㎞は身体を温めることに専念し、坐骨や腰の具合を伺いながら慎重に行きました。

福岡切符を狙っているま~君はすぐに見えなくなり、黒笹さんもどんどん離れていきます。僕の前には山さんが走っていました。

そして1kmのポストを通過。この時の時計は4分40秒。実はこの1kmポイントは大幅にずれていて実際には1.1km付近にあるのです。何度も試走に来ていて実際の1kmポイントで4分10秒台で通過しているのを確認しているので、僕や山さんは焦りませんが、周りのランナーが時計を確認して急に速くなったのは笑いました。

実際には錯覚してるんですが大事な最初の1kmがこんなに遅くてはペースを上げるのも無理はありませんよね。事務局もここは改善してほしいところです。途中のキロポストならともかく、スタート直後がこれではみんな困ると思うけど。ましてや公認コースだしね。

そして山さんと並ぶようにして5㎞を21分27秒で通過。

相変らずの小問題の気配が僕を苦しめます。山さんが前を走っていなければすぐにトイレに行きたいところですが、あんまり離れたくないので、我慢して走っていました。どうにもダメならトイレに行くしかないけど、走りながら何とかできないものか?とマジで考えていました。

そんな小問題と戦っているのがよかったのか、スパイラルテープ効果なのか、坐骨はほとんど気になりません。それより小問題(笑)

前半の目標が90分。時速14km。つまり30分で7km走る必要がある。7kmのポストで確認したら15秒ほど遅れていた。前を走る山さんがぴったり時速14kmで走っているようだ。

いつもは慎重に入る山さんにしてはハイペース。どういうプランなのか事前に聞きそびれたが今回は何かが違うような感じが背中からあふれてた。

そして10㎞を42分51秒で通過。14㎞地点は1時間20秒で通過。僅かにサブスリーペースの時速14kmから遅れている。でも山さんはほぼぴったりだ。

椿井野トンネルを抜けて坂を上がると左折して折り返しコースに入る。

間もなくトップとすれ違う。その後H尾さん、ま~君、黒笹アヒレスさんと応援しながらすれ違う。僕は相変わらずの小問題を抱えながら、女子のトップに抜かれ、テンションも下がりだす。

そしてハーフの折り返しが近づいてきた。山さんが1時間30分15秒程度で折り返してきた。すぐにすれ違う。この時、目が合い正面から山さんの表情を見た。気合いの入ったすごくいい顔をしていた。この顔を見てエールを交換したとたん、不思議と僕の小問題が消えた。そしてすごく前向きな気持ちになった。

そうだ!まさに「勝負脳」 今まで小問題のことばかり考えていてネガティブになっていたようだ。

無尽蔵のスタミナで後半は無類の強さを発揮する山さんがこのタイムで折り返したということは、今回はサブスリーを狙ってるんだ!そう思って改めて背中を見るとすごいオーラが出てる。

普段から世話になっている高校の先輩だし、僕も何とか力になってあげたい。少しでも後ろから押してあげたい。とにかく最低でもこのペースは維持しよう。そして僕も一緒にサブスリーをしてゴールで祝福したい!

この後、すれ違いで安城快足ACのケビンさんや、三河湾1周マラニックで一緒した鶴見しんごちゃんから熱烈応援をもらい俄然やる気がでたのは言うまでもありません。本当にありがとうございました。

25km過ぎたあたりでようやく女子1位を抜き返し、山さんを追います。

この辺りから誰にも抜かれることなくランナーを抜いていくのに山さんがどんどん離れていきます。こりゃ、本当にサブちゃんになりそうだ!僕も頑張ろう!

30kmを2時間8分44秒で通過。残り12kmを51分で走る必要がある。ということはキロ何分なんだ?二桁の割り算が難しくてできない(笑)

でもギリギリなことは間違いない。とにかく計算しやすいヒト桁まで頑張ろう。

そして35㎞を2時間30分37秒で通過。あと29分で7km。ヒチシ28だから・・・計算したらキロ4ちょっとで間に合う。ヒト桁でようやく計算ができた(笑)

でももう身体がいっぱいいっぱいになってる。ここで諦めたら今までと同じ。残り7kmをペース維持して走り、いびがわのコースの苦手意識を払しょくするんだ。そう、勝負脳!

漠然と頑張るでは勝負脳の効果半減なので、残り7kmをギリギリペース維持ができる2km×3本に分けることにしました。あと2kmは走れる!と前向きに強く思い、脳をだましにかかりました。

残り3㎞、堤防に出る手前で、ちょっと前から後ろについてくる人に話しかけた。
「間に合いますかね~?」 奈良からきているお兄さんは「どうかなぁ?僕はもういっぱいです」という。じゃあ、このお兄ちゃんも引っ張るか!

堤防に出て遠く前を見る。いくら目を凝らしても中総の目立つユニが見えない。
山さんやったな~!僕がギリギリラインなのでこれなら間違いない!
そう確信したとたんに嬉しくて大声で祝福したい衝動にかられました。本当におめでとう!

さあ、僕もここまで来たらサブちゃんになろう!

勝負脳と、お兄ちゃんを引っ張るという意識でモチベーションを保ちながら何とかペース維持。2kmのおかわり作戦を繰り返しながら40km通過。時計を押したのみであえてラップ確認はせずに、残り1kmの看板まで頑張ることに。

そして楽しみにしていた残り1kmの看板がようやく見えた。時計を見る。

2時間56分30秒程度を刻んでいた。あれ?4分以上ないじゃん。おかしい??脳の中が?マークで一杯になった。

そうか。フルマラソンは42.195kmだった。195mを忘れてた。残り1kmを3分30秒??

もう無理じゃん。そう思った瞬間、勝負脳効果終了!本当に脳は正直な臓器だ。急に快楽を求めだした(笑)

もうジョグしかできない。橋を渡っての下り坂でちょっと痙攣の気配。その時気がついた。
ここまで、痙攣しなかったし、ウエストポーチの中身を何にも使わなかったことを。

ようやくいびがわマラソンの呪縛から解き放たれた。

痙攣も気配のみで、大事にはいたらず、左折してゴールに向かう。写真入りの記録証を意識して思いっきりポーズを決めてゴール。

時計を見たら3時間1分ちょっと。(正式タイムは1分02秒)
すぐに奈良のお兄ちゃんも入ってきてお互いの健闘をたたえ合う。

そしていつものように、女子高生からバスタオルをもらい、山さんの元へ。

がっちり握手して、タイムを訊いたら2時間58分台で見事にサブスリー達成!

お互い抱き合いながら涙が止まらない。こうして書いてる今も目が熱くなる。自分の時のように本当に嬉しかった。何度も一緒に走った仲間だし、なにより高校の大先輩。50歳を超えての初のサブスリーは本当に快挙です。今日は山さんが運転手なので祝杯があげれないのが残念ですが、今度思いっきり飲みましょう♪

そのあと、ハーフを走り終えたゲストランナーの山田敬蔵さんがいらしたので握手してもらいました。

そしてスタート地点横の荷物の置いてあるところまで歩いて帰るのですが、毎年痙攣して満足に歩けない距離を山さんと談笑しながらふつうに歩いて帰れるのが本当にうれしかった。

陣地に戻ってみると、すでにゴールしていたま~君、黒笹さん、ひで坊がいたので、みんなの記録を訊いてみるとみんなすごいことになっていました。

この大会は上位6位は特別表彰で年代ランキングから除外されるため、年代の部でみんな入賞していました。

整理すると
ま~君 2時間46分18秒で20歳代2位
黒笹アヒレスさん 2時間46分54秒で40歳代優勝
山さん 2時間58分36秒で 50歳代3位入賞
ひで坊 ハーフの部で年代3位入賞
と、なんと4名も入賞者が。前代未聞です!

Nyuushou

そして皆が続々とゴールしてきました。osamusanも自己ベストが出たし、たらちゃんも練習の成果が発揮される見事な練習レースだったし、一人旅さんも昨年の自己ベストからわずかに遅れる程度の走りだったし、ゴローさんもサブ4だし、マキちゃんもハーフでベストだし、ホークさんも自己ベストだし。みんなよかったね~。

2009_1108ibigawa0026

僕は、防府の練習レースとしては出来すぎの内容。前後半ほぼ同じタイムで走る大人の走りができたし、なんかフルのコツをつかめた、とても大きいレースとなりました。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
最後にラップです。

Rap

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コメント

お疲れさまでしたhappy01

臨場感あふれる完走記で、私も読んでいるうちに感極まり、涙が出てきました。

皆さん素晴らしいですね〜。
中でも、山さんは50代でサブスリーを達成されるとは凄いです!
このような凄い方々と三河湾一周でご一緒できた事誇りに思います。

私もまだまだ頑張らねばsign01

いやぁ、今回も力作ですね!
でこちゃんの文才はさすがです。
しかし、本当にすごすぎ~。
みんなすごすぎ~。
入賞しまくりで見たときびっくりしました!
山さんは、そういえば強右衛門のとき一緒に走ってくれたな~と思いながら読んでいました。
折り返したときに、いい顔していたとかいてありましたが、
まさにそうだったのでしょうね。
私も、みなさんには負けてしまいますが、
3時間半カット目指してがんばってみようと思いました!!
゚+.(○´∀`ノノ '`゚チ'`゚チ

トップ写真(ノート仲間:さとっちい)生かされてよかったね。
でこちゃん、大人の走りしましてね~♪

あと1ヶ月くれぐれも体調崩さないことを祈ります。

◆鶴見しんごさんへ

長文に付き合ってくれてありがとね~。

折り返し後の応援は本当に力になりましたよ。

ゴール後に山さんとしみじみ話したんですが、あの三河湾1周が本当に大きかった。精神的にも肉体的にもいい練習だったということ。
しんごちゃんからは夜叉が池の話をたくさん聞きながら走りましたよね。

山さんも感謝してると思います。ありがとうございました。

◆どんぐりさんへ

そうだったね。スネエモンは山さんと最後まで一緒でしたね~。

どんぐりさんならサブ3.5は充分可能ですよ。
勝負脳を鍛えて(笑)頑張ってください。

◆はじめさんへ

写真ありがとうございました。

あくまで勝負は防府なので、風邪などひかないように気をつけたいと思います。

今回も読み応えがありましたー!
前半は小問題が気になって心配しながら読みましたが、後半はでこちゃんの山さんに対する思いがひしひしと感じられ、ドラマを見ているようでした。いつもはあんな(どんな?)山さんだけど、走っているときはほんとにシリアスだよね。今年はトラックでも何度もご一緒しているのでどんなに頑張ってきたかはよく知っています。

あと、勝負脳。実は私も9月号を読んでから練習のときにも自分の脳に言い聞かせているのです。
インターバルでも辛くなってきても「大丈夫、今の私はぜったい潰れないんだ」と強い気持ちを持つとやりきれるように思います。

本命の防府まで体調をくずさないようにいきましょう!つぎは名古屋で会えますね!

◆ふ~ちゃんへ

ふ~ちゃんも勝負脳信者だったんだ(笑)
あれは使えるよね~。

名古屋は防府の練習で出るけどお互い頑張りましょうね~。
走った後は打ち上げに行くけど一緒にいく?

いびがわお疲れ様でした!
僕も、そのランナーズだけ部屋にありまして…
勝負脳は、30kmペース走のときからお世話になりました。
しかし今回のいびがわでは、41km地点で、気持ちが切れてしまいましたdown

公民館に帰ってきた山さんは、ホントにカッコよかったです!
でこちゃんは、サブちゃんならずもしっかり走り切れてよかったですね~happy01
防府は楽しみにしてますよnote
坐骨が心配ですがsweat01

お疲れさまでした~shine
ハラハラドキドキすてきな完走記でした。
ゴールではそれはそれは熱い思いcryingでいっぱいになったことでしょう。
すばらしい!!

ここでも勝負脳(笑)
やっぱそうなんだよね。
思い方ひとつでよくも悪くもなる。
ポジティブでなくっちゃぁね☆

それにしてもポーチの中身を何も使わずってのは笑えるねcoldsweats01
それくらい走りに集中していたんだね。
苦手意識も克服できてよかったよかった。
すばらしい練習レースでしたね。
防府での快走目に見えるようですdash

◆ま~君へ
勝負脳は本当に使えますよね~。
次回の東京マラソンでは勝負脳で行きましょう♪
坐骨ですが、いびがわを走ったら治っちゃいました(笑)

◆rei-chanへ

ゴール後は本当に感激でした。
僕もサブちゃんならなおよかったんですが、それでも山さんの快挙に酔いしれました。

ポーチはお守り代わりなんで防府でも持って走りますよ。

こんにちは、こちらにも遊びに来ました♪
感動的な手記楽しく読ませていただきました(^^)v
遅くなりましたがいびがわマラソンのご健闘お疲れさまでしたm(__)m
ベテランさんでも計算間違いってあるんですね(笑)
真剣に走っていらっしゃるのに大笑い…でした♪

◆べこ&ばこさんへ

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
必死に走ってると195mを忘れちゃうんですよね。
ベテランといっても走り始めてまだ4年ですよ~

スパイラルテープの最新情報をブログに書いています。お時間があればご覧ください。

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